センターカラムを持つタイプの2番モジュール。
その中でも、最も人気のあるサイズのひとつである、リポート823を使って詳細を解説していきます。
リポート823は、エレベーターまで使えば、約180cmまで伸ばすことのできる、3段の木製三脚です。
一般的になじみやすいサイズになるかと思います。
ダブルレッグエクステンションは3段三脚のことで、シングルエクステンション(2段三脚)よりもコンパクトに収納することができます。

2番モジュール エレベーター機能(センターカラム)の特徴
リポート823は、2番モジュール センターカラム(エレベーター)仕様で、設置後の高さ調節などがしやすいタイプの三脚です。

センターカラム(エレベーター機能)は、標準タイプで約50cm。
可動範囲は40cm前後になります。
脚とエレベーターを一番伸ばすと、180cm近い高さにまでなるので、広範囲に対応できるサイズです。
脚部はスプレッドストッパー機能により、20°、40°、60°、80°、100°で止めることができます。

センターカラムを上下逆にも取り付けられるので、使い方によっては、かなりのローアングル(地面近く)からの撮影なども可能です。

ベルレバッハリポート 823 のスペックや特徴
重量:2.60 kg
最低高:53 cm
最高高:179 cm
耐荷重:10.00 kg
振動減衰:良い
ダブルエクステンション

ダブルレッグエクステンションの利点
リポート823は、3段式で、収納時にはコンパクトになるため、持ち運びにも便利な造りになっています。
2段三脚よりも、クランプがひとつ多いので、3段三脚のほうがコンパクトに収納できます。

ただ、同程度の2段三脚に比べると、耐荷重が落ちます。
よく比較される、リポート222 、リポート322 を例に挙げてみます。
ダブルレッグエクステンション(3段三脚)の リポート823 は、耐荷重 10kg
シングルレッグエクステンション(2段三脚)の リポート222 は、耐荷重 15kg
シングルレッグエクステンション(2段三脚)の リポート322 は、耐荷重 12kg になります。
サイズもしっかり把握されてください。

2番モジュールサイズ表

最低高がすべて53cmになっているのは、センターカラムが地面にあたってしまうからです。
センターカラムが短いものであれば、最低高は低くなりますが、最高高もその分低くなります。
そのほかのポイント
ヘッド支持部のネジは、1/4ネジか3/8ネジを選ぶことができます。
画像の三脚は3/8ネジです。

センターカラムは、ギア式のものにも変更することができます。
エレベーターはギア式のものが多くあるので、こちらに慣れている方も多いことでしょう。
また、リポートシリーズは、モジュールの交換ができます。
モジュール交換も難しくありませんので、モジュールを単体で別途購入されると、用途に応じて変更も可能です。

専用工具はリポート三脚共通。
1本あれば品番問わず使用可能です。
必要であれば、電話でもメールでもサポートいたしますのでご安心ください。
まとめ
エレベーター機能のある2番モジュールです。
ベルレバッハ リポート 823は、非常に使いやすいサイズの3段三脚です。
よく使われる範囲をカバーできているかと思いますので、オールマイティ―な1本を探している方には最適なのではないかな、と思います。

超望遠レンズを付けた一眼レフなどでお使いになる場合には、耐荷重を気にする必要はありますが、一般的な使用では問題ないかと思います。
耐荷重、持ち運びサイズ、伸縮範囲など、総合的に見て一番使いやすいのは、リポート 823 になるかと思います。
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