大型のローラーホイール付ケース 1610 に大型のローラーホイールやバンパーなどが付いた仕様のケースが、今回取り上げる1610M 。
この大型ホイールが付いた仕様のケースは、Protector Mobility Case プロテクターモビリティーケースと呼ばれています。
目次
- ペリカンケース 1610M の特徴
- ペリカンケース 1610M の詳細
- ペリカンケース 1610M をいくつかの角度から見てみる
- 最後に
ペリカンケース 1610M の特徴
精密機器などのデリケートな機器にはしっかりした保護が必要になります。
その目的のため、ペリカン プロテクターケースは開発されたものです。
ペリカンケースは頑丈に設計されており、過酷な気象条件下でも耐えうるように作られています。
そのペリカンケースをもっと使いやすくするために考えられたひとつの使用が、このモビリティケースになります。
その特徴はたったひとつ
・直径10cmの大型ホイール
起伏の多いところや多少の段差、舗装されていない道などを移動しやすくするために、大型のポリウレタンホイールを搭載しているのです。
1610Mのポリウレタンホイールの直径が約10cm。
1610のホイール直径は約5cmなので、単純に倍の大きさになっています。
通常タイプのペリカンケース1610については、以前書いている記事がありますので、そちらも参照にされてください。
ペリカンケース 1610M の詳細
一番の特徴である大型ホイールは、ケースサイズよりもだいぶはみ出す形で取り付けられているので、外寸もだいぶ広くなっています。
1610M
内寸 (L×W×D) 55.3 x 42.4 x 27.0 cm
外寸 (L×W×D) 66.5 x 58.4 x 34.7 cm
ウラ蓋深さ 5.2 cm
底部深さ 21.8 cm
深さ合計 27.0 cm
南京錠用穴の直径 8 mm
フォーム付重量 13.2 kg
フォームなし重量 11.9 kg
1610
内寸 (L×W×D) 55.3 x 42.4 x 27.0 cm
外寸 (L×W×D) 63.1 x 50.0 x 30.2 cm
ウラ蓋深さ 5.2 cm
底部深さ 21.8 cm
深さ合計 27.0 cm
南京錠用穴の直径 8 mm
フォーム付重量 10.1 kg
フォームなし重量 8.8 kg
そのほか、明確に違う部分として、1610Mにはバンパーのようなものが付いているところです。
このバンパーは、縦置きにした場合、地面側にくるものになりますので、少し休憩する際には、このバンパーを利用して立てかけることも可能です。
また、横に置いた際にも、ケースが並行を保つよう、ケース裏側には、調整ブロックがくっついています。
ホイールが大きくはみ出しているため、できるだけ水平を保てるように、上記のようなバンパーや調整ブロックがその差を埋めてくれています。
ペリカンケース 1610M をいくつかの角度から見てみる
内部インテリアは、1610のものが使えます。
必要な際に購入されて、用途によって使い分けてみてもいいんじゃないでしょうか?
1610の収納力はかなり高いので、このケースに、レンズや貴重品などをどんどん収納することができます。
もちろん、既存のペリカンケース 1610 のホイールでも、舗装された道では転がりやすいです。
問題なのは、未舗装路や自然の中での移動。
土の上などの動きにくい場所でも、大型ホイールはかなり操作性が高いです。
ケース自体の重さが3kgほど重くなっていますので、転がさずに手持ちでも考えられている方はご注意ください。
最後に
スタジオ内や舗装道路などでの移動では、1610のほうで十分かと思います。
いろんなところに持ち運ぶ予定がない限り、通常のものでもいいんじゃないかな、と思います。
いろんな機材を詰め込む場合など、ケースが重くなるにつれて、ローラーホイールの動きが悪くなります。
ローラーホイールの動きというよりも、バランスがとりづらくなるので、ふらふらしやすくなります。
そんな場合は、1610Mを検討されてもいいんではないでしょうか。
1610Mの価格はかなり高く設定されているので、価格と使う用途を考慮された上で選択していただけるといいのかな、と思います。
ご参考にされてください
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