ベルレバッハの商品を扱っていると、天体観測をされている方からも問い合わせがあります。
今でこそ少しわかりますが、数年前までは専門用語が出てきたら、頭の中はパンク状態・・・
アリミゾですか・・・??アリガタのクランプですか・・・?経緯台とはなんですぞ、な感じでした。
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アリガタとは
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ベルレバッハ商品を取り扱い始めた数年前、天文観測用三脚を検討しているというお客様からお問い合わせがありました。
いろいろな商品についてお問い合わせを受ける中で1つのワードに困惑しました。
アリガタプレート
ありがた?
アリガタ?
ARRI型?
それまで、耳にしたことがなかった言葉でした。
当時、天体観測・天文学について知っている知識はほとんど0。
お問い合わせに対しても、的確に返答することもできずに、ただただ言われるがままに聞いていた、苦い記憶がよみがえってきます・・・
そのお客様がとても心優しく、寛大な心で対応していただけましたので、言われるがまま手配をかけるだけで済みましたが、その後、自分で調べてみることにしたんです。
ネットで、”アリガタ”を検索すると、アリガタプレートを販売しているショップなどは引っ掛かりましたがアリガタの意味を書いているページがなかなか見つかりませんでした。
いろいろと試行錯誤をして、ようやくたどり着いたのが、家具職人のための専門用語集、的なサイト。
そこには漢字で、”蟻型(ありがた)” や、 ”蟻桟(ありざん)”、”蟻組み” など、蟻を使ったことばが出てきました。
そっか~、アリは、あの蟻なんだ、と
家具を作る時に使う技法のようで、先端に広がった台形の形のことを”アリ”というんだそうです。
知ってる方には当たり前の話でも、私にとっては初耳で、大変恥ずかしくなってしまいました・・・
この形はどっかで見たことあるぞ、と思ったら、マンフロットやザハトラのビデオ雲台は同じような形をしています。
もちろん、形状や角度などはすこし違うのかもしれませんが、こういう形のほうが、外れにくいことは、直観的にわかります。
私の個人的な、無知なお恥ずかしいの話はこれぐらいにしておいて、商品の説明をしていきたいと思います。
まずやっぱり実測から。
アリガタクランプです。
これが台座部分になります。
ここに、アリガタプレート、アリガタレールが入り込み、ネジ止めして固定完了です
このアリガタクランプは、ネジにて直接プレートを押さえるタイプです。
プレートに傷がつかないようにネジ先は丸く加工はしてありますが、ネジ山の点でプレートを押さえるので、安定感にも少し不安が残ります。
このクランプよりも、もう一つ上のグレードのタイプもラインナップされています。
こちらは、プレートを面で抑えるので傷が付きにくく、安定感も違います
そのあたりを気にされるような形はシュー付お使いください
アリガタプレートもベルレバッハでもラインナップしております。
色は2種類、シルバーそのまま、もしくはブラック
長さは4種類、100mm、200mm、250mm、300mm
実際に使っているイメージ図がこちらです
参考にされてください
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