ペリカンケース プロテクターケースの中で、最小ケースといえば1120。
今回は、そのひとつ上のペリカンケース1150と比較していきます。
小さいケースには、そのケースなりの使い方があるんですが、やっぱり大きさの把握は重要です。

ペリカンケース1120 と 1150
ペリカンケースのプロテクターケース、ハードケースの中で、マイクロケースなどを除くと、1120が一番小さなサイズとなります。
ペリカンケースを象徴するようなラッチ2つがあり、ウレタンフォームも上下に取り付けられる形。
小さなものを保護し持ち運ぶためには、しっかり過ぎるくらいしっかり作られています。
小さいほど、内寸のサイズにシビアになる必要があります。
ケース内の余裕が、ほとんどありません。
皆さん、どんな使い方をされているんでしょうね。
ペリカンケース 1120 スペック

ペリカンケース 1120(カタログ表記)
内寸:18.5 x 12.1 x 8.5 cm
外寸:21.4 x 17.2 x 9.8 cm
ふた裏部分の深さ:1.3 cm
本体部分の深さ:6.5 cm
ふた裏から本体部分まで合わせた深さ:7.8 cm
フォーム付ケースの重量:0.6 kg
ケースのみの重量:0.6 kg
本体:ポリプロピレン
ラッチ:ポリプロピレン
O-リング:ポリマー
ピン:ステンレス
フォーム:ポリウレタン
パージボディ:ABS
パージベント:3ミクロン疎水性不織布
最小温度:-40°C
最大温度:99°C
ペリカンケース1120 と 1150 の比較

ペリカンケース1120、1150 ともに、ラッチは細いタイプのものが使われています。
この細いタイプのラッチは、1300までの小型ケースに採用されています。
まず、1120を持った感覚では、やっぱり小さいですね。
コンパクトに作られていますが、造りはしっかりしているので、少し触っただけでも、衝撃などには強そうだな、という印象を持ちます。
手持ちハンドルには、ラバーは付いていません。
1150も同じです。
もちろん、Oリングによる高い防水性のほか、埃にも衝撃にも強い造りは、大きいケースと同じです。
今回も実測していきます。
まず、1120。

次に、1150 です。

これら小さなサイズのケースであれば、カタログ表記数値とほぼ変わらない値になります。
これは、①小さいので測りやすい、ことと、②計測時、メジャーのたわみゆがみが少ないこと、③ケースにRの部分が少ないこと、などがあげられるかと思います。
もちろん、1150のほうが、各サイズ大きくなっておりますが、重さも100~200g程度の差なので、持ち運びのしやすさに影響を及ぼすことはあまりありません。
おそらく、このサイズのペリカンケースをお考えの方は、収納するモノ、機材などがあった上で、購入検討されているんじゃないかな?と想像しております。
その収納予定のものに合わせて購入されて、まず問題ないでしょう。
大は小を兼ねる、で、大きめの1150を選択されても全く問題はありませんので、予算、カラー、在庫、納期などを考慮されてお選びいただけたら、と思います。
ウレタンフォームは3枚組になっています。
1120用、1150用ウレタンフォームは、大きさが違いますが、ともに同じ仕様です。
ふた裏用、メイン、底用の3枚セット

メイン部分のウレタンフォームには、約1.0cm角の切れ込みが入っています。

収納する機材に合わせて、ウレタンフォームをカットされて使用してください。
ウレタンフォームのカット方法は、以下の記事を参考にされてください。
1120 の バリエーション
ペリカンケース 1120 には、ケースのみ、ウレタンフォーム付のみです。


1120 の アクセサリー
ペリカンケース 1120 に取り付けられるアクセサリー各種も紹介しておきます。
クッション付きディバイダーはありませんので、ウレタンフォーム以外の、内部仕切り選択肢は、トレックパックディバイダーのみになります。

1120TPKIT TrekPak Case Divider Kit

1121 3 pc. Replacement Foam Set


1120PF Special Application Panel Frame
実際にどんなところで使われているのか?
個人的に使用されているところを見たのは、沖縄のダイビングショップでした。
ペリカンケースは、その防水性の高さから、よくマリンスポーツ関連でも使われています。
(というよりも、ペリカンのスタートはそっち方面)
シュノーケリングをガイドするスタッフの方が、カメラを入れて現場まで持ってきていました。
カメラはさらに防水ケースに入っていたんですが、ペリカンケースでさらに保護する形。
海水だけでなく、突然の雨などにも対応するためかと思います。
かなり使い込まれていました。
参考にされてください
カメラ機材専門ショップ
ズームフィックス
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