三脚といえば金属製が当たり前、と思っていませんか?
でも、実は「木製」ならではの魅力がたくさんあるんです。
木のぬくもりや見た目のかっこよさはもちろん、振動をおさえる力や安定感など、撮影にうれしいポイントもたっぷり。
このページでは、木製三脚のよいところや気になる点を、金属製と比べながらわかりやすく紹介します。
「ちょっと気になるかも」と思った方は、ぜひ読んでみてください。
① 三脚の基本と、素材による違い
写真や動画を撮るときに、カメラを安定させてくれるのが「三脚」です。
とくに手ブレを避けたい場面や、長時間の撮影には欠かせない道具ですね。
三脚は、どれも「脚」「雲台(カメラをのせる部分)」「ロック機構」などで構成されており、
使いやすさや安定性は、素材によって大きく変わってきます。
現在の主な素材には、次のようなものがあります:
- アルミ製:価格が手頃で、初めての三脚として人気。ほどよい軽さと強度があります。
- カーボン製:とても軽く、持ち運びがラク。耐久性も高めですが、価格はやや高めです。
- 木製:重さはありますが、振動を吸収する力にすぐれ、屋外での撮影にも向いています。独特の風合いが魅力で、道具としての「味」もあります。
それぞれにメリット・デメリットがありますが、使う場所や目的に合った三脚を選ぶことが大切です。
次の章では、なぜ木製三脚が注目されているのか、もう少しくわしく見ていきましょう。
② 木製三脚の「ここがすごい!」メリット
木製三脚には、他の素材では得られない独自の魅力があります。ここでは、その中でも特に注目すべきポイントをいくつかご紹介します。

👍️ 抜群の振動吸収性
木材には自然な振動減衰効果があります。これにより、シャッターを切ったときのブレや、風による微細な振動がしっかりと抑えられます。特に長時間露光や高倍率望遠レンズを使った撮影では、この安定感が大きな違いを生みます。
👍️ 環境に左右されにくい安定感
金属製の三脚は、寒暖差や湿度の影響を受けやすいことがあります。たとえば、冬場の寒さで冷たくなりすぎて扱いづらくなったり、湿気で錆が出ることも。その点、木製三脚は温度変化に強く、手触りもやさしいのが特徴です。
👍️ 設置時の“しっとり感”
木製三脚は、地面との接地感がしっかりしており、**「しっとりと安定する」**という表現がしっくりきます。金属製のように「カツン」と置く感じではなく、振動がスーッと吸収されていくような安心感があります。
👍️ ナチュラルで美しい見た目
なんといっても、見た目が美しいのが木製三脚の魅力。撮影現場で一目置かれる存在感がありますし、室内に置いていてもインテリアの一部として馴染むのがうれしいポイントです。
当店では、ベルレバッハ社の木製三脚を取り扱っています。
これまでにも、商品について関連記事をいくつかアップしました。
ただ、そもそも木製三脚にはあまりなじみがない、という方が大半ではないでしょうか。
(たまに、工事現場などで、使われているのを見たことがある、という方が多いのでは?)
現在主流である、アルミ製やカーボン製などの三脚と比較することで、木製三脚を使うメリット・デメリットを徹底的に解説していきたいと思います。
③ 木製三脚の注意点・デメリット
木製三脚には多くの魅力がありますが、もちろん「万能」というわけではありません。ここでは、使う前に知っておきたい注意点や、金属製三脚との違いで気になるポイントを紹介します。
🤔 湿気や水に弱い一面も
木は自然素材のため、水濡れや湿気に影響を受けやすいという特徴があります。雨の日の撮影や、濡れた地面に長時間設置するような場合には注意が必要です。防水処理はされていますが、濡れた後はしっかり拭いて乾燥させるなど、お手入れが欠かせません。
🤔 アルミやカーボンに比べると重たいことも
木製三脚は質感があり安定感も抜群ですが、そのぶんアルミ製やカーボン製の軽量三脚に比べて重さを感じることもあります。長時間の持ち運びや登山撮影では、体力との相談が必要かもしれません。
🤔 価格帯はやや高め
高品質な木材と職人技術によって作られているため、価格はどうしても高めの設定になります。ただし、長く使えることを考えると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。
🤔 ねじやパーツの扱いには慎重さも
木製のパーツと金属パーツが組み合わさる部分では、乾燥による収縮や緩みが出ることも。定期的な点検や、必要に応じたメンテナンスが必要です。
④ 木製三脚を選ぶなら、こんな人におすすめ
木製三脚はたしかに魅力的。でも、「自分に合っているかどうか分からない…」という方も多いのではないでしょうか? ここでは、木製三脚が特におすすめな方の特徴をいくつか挙げてみます。
⭕️ 安定感をとことん求める人
撮影中に「微ブレ」が気になる方や、風のある屋外での撮影が多い方には、振動吸収性の高い木製三脚がぴったり。構図が決まったあとの安心感は、他の素材ではなかなか得られないものがあります。
⭕️ カメラ機材に“道具感”や“風合い”を求める人
撮影機材に、見た目の美しさや素材の味わいも求めたい方には、木製三脚はうってつけ。撮影現場での存在感はもちろん、使い込むほどに味が出てくるので、道具好きな方にとっては愛着が湧きやすいアイテムです。
⭕️ 室内での撮影や、定点観測が多い人
重さはあるものの、それがかえって安定につながるため、屋内スタジオ撮影や定点観測には特に向いています。移動が少ない場面では、むしろ“頼れる存在”になってくれるはずです。
⭕️ 環境負荷を考慮した道具選びをしたい人
金属やカーボン素材に比べて、木は再生可能な資源であり、環境への負担も比較的少なめ。自然やアウトドアを愛する方にとって、素材の選び方も大切なポイントではないでしょうか。
⑤ よくある誤解とその実際
木製三脚と聞くと、ちょっと構えてしまう方もいるかもしれません。ここでは、よくある誤解と、それに対する実際のところをやさしく解説していきます。
「木は水に弱いから、屋外では使えないのでは?」
確かに木材は吸湿性がありますが、ベルレバッハの木製三脚には防湿・防腐加工が施されています。雨や湿気が気になる場面でも、使用後のケア(乾燥させてから保管など)をしっかりすれば、問題なく使い続けることができます。
「古くなるとニオイが出るって本当?」
これは使い方次第。水分を含んだまま放置すると、どんな素材でもカビやニオイの原因になります。木製三脚でも、風通しのよい場所で保管すればニオイは気になりません。まるで木の家具と同じように、手をかけるほど愛着が湧いてきます。
「重くて持ち運びが大変そう…」
確かにアルミやカーボンよりは重量がありますが、その分振動吸収力が高く、風の強い場所でも安定感があります。機材をしっかり支えてくれる「どっしり感」は、信頼できる相棒として欠かせないポイントです。
「なんだか手入れが面倒そう」
じつはそこまで難しくありません。汚れた際に乾いた布で拭いたり、ネジをときどき締めたりするだけでも十分。年に一度くらい、オイルを塗ってあげれば、長持ち&味わいもアップします。
「金属製より性能は劣るのでは?」
ケースバイケースですが、木製のほうが優れている場面もあります。
たとえば、振動吸収性や音の共鳴を抑える性能は、木製ならではの強み。天体撮影や音を扱う撮影(録音・動画収録など)では、木製三脚の“静けさ”が大きな武器になります。
木製三脚は、「デリケートそう」「取り扱いが難しそう」という先入観を持たれがち。でも実際は、ちょっとした気遣いで長く使える、頼れる撮影のパートナーなんです。誤解せずに、その魅力をぜひ体感してみてください。
⑥ ベルレバッハ 木製三脚のメンテナンス方法
木製三脚と聞いて、多くの方がまず心配されるのが「屋外で使っても大丈夫なのか?」という点ではないでしょうか。特に、雨の日の撮影では、水濡れによるトラブルを懸念される方も多いかと思います。
ベルレバッハの木製三脚は、屋外での使用を前提に設計されており、雨天時の使用も可能です。ただし、使用後のメンテナンスをきちんと行うことで、長く快適に使い続けることができます。
雨天後のケアは「自然乾燥」が基本
雨で濡れたあとは、次の手順でメンテナンスしてください。
- 乾いたタオルや布で、水分をしっかり拭き取る
- 室温で風通しのよい場所に、丸一日程度おいて自然乾燥させる

ポイントは「ゆっくり、均等に乾かす」こと。ドライヤーやストーブで一気に乾かそうとすると、脚材が偏って乾燥し、ゆがみや割れの原因になることがあります。木材の特性を活かすためにも、急がず自然の力に任せましょう。
乾燥しすぎにも注意
意外と見落としがちなのが、湿度の低い場所での長時間の使用や保管です。乾燥しすぎると、木脚にひずみやそりが生じることがあります。
このようなときは、各部の固定ネジを調整して、脚のバランスを保ってください。また、定期的に状態を確認して、締め直しやゆるみのチェックをしておくと安心です。
収納は「通気性の確保」がポイント
保管時は、密閉性の高いケースや袋よりも、通気性のよい布製のケースが適しています。ベルレバッハ純正の綿布ケースなどは、木材の呼吸を妨げず、湿度の変化にも対応しやすいためおすすめです。

⑦ まとめ|木製三脚を「選ぶ理由」とは
アルミやカーボン製の三脚が主流となった現代でも、木製三脚には独自の魅力が息づいています。特に、撮影時の安定性・振動吸収性の高さは他素材にはない大きな特徴。風の強い屋外や、長時間露光が必要な撮影ではその違いがはっきりと感じられるでしょう。
また、見た目の美しさや、道具としての愛着も木ならではの楽しみ。しっかりと手入れをすれば、長年にわたって頼れる相棒となってくれます。
一方で、重さや取り扱いの注意点はあるものの、それを差し引いても「これで撮りたい」と思わせてくれる魅力が木製三脚にはあります。
もしあなたが、
- 三脚に安定性や質感を求めている
- 機材にこだわりを持ちたい
- そして撮影時間そのものを豊かな体験にしたい
…と感じているなら、木製三脚を選ぶ理由は十分にあるはずです。
こういう特性をご理解いただいた上でなお木製三脚を検討されるようでしたら、ぜひご相談ください。
できる限りのサポートをさせていただきます。
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