前回に引き続き、ポータブレイスのショルダーストラップを取り上げます。
プロ仕様機材用バッグメーカーとして有名ですが、ショルダーストラップもかなり評価が高いです。
今回は、取り付け部分のフックについて詳しくみていきます。

前回、ポータブレイスのショルダーストラップについてどのようなものがあるのか、詳しく解説いたしました。
ショルダーストラップの選択ができたところで、残るは、ショルダーストラップの両端についているフックの選択になります。
ショルダーストラップを購入する際、種類とフックを選択することで初めて品番決定となりますのでご参考にされてください。
ポータブレイスのストラップフックの種類
今回は、残るフック部分の選択について詳しくみていきたいと思います。
ポータブレイスのショルダーストラップのフックは大きく分けて4種類あります。
1.ケース・バッグ用
2.軽量ケース・バッグ用
3.ビデオカメラ用
3-1.CAM-Cクリップ
3-2.DVCAMクリップ
4.三脚用
ケース・バッグ用
最も一般的に、ケース・バッグ用に使われている、金属製のフック付ショルダーストラップ。
品番によって、フックは黒と銀色に分かれます。
HB-1040やHB-A2には銀色のフックがついています。

HB-15やHB-20SS、HB-40SS、HB-A1には黒のフックがついています。

なぜこのように分かれているのか、はっきり言ってわかりません。
メーカー側の意図が読み取れませんがフックの色はそういうもんだな、と受け止めていただけたらありがたく思います。
なぜ、色だけでなく、形・仕様の異なるフックがつけられているのでしょうか?
仮説1.ヘビーデューティーかそうでないか?
ヘビーデューティー向けに銀色のフックが使われているのか?
その場合、HB-1040やHB-A2は、ヘビーユースにも耐えられるショルダーストラップなのでOKなのですが、黒フックの付いているHB-40SSなどもヘビーユース用なので、当てはまりませんね。
また、旧製品のHB-10などにも、銀色フックがつけられていましたので、厳密にいうと、こちらも当てはまりません。
仮説2.素材によって分けられているのか?
スエードかブラックナイロンかで分けられている可能性も考えましたが、HB-A2が銀色フックという時点でこれも当てはまりません。
結局は、なにが要因で銀色or黒のフックになっているのか、明確な基準はわかりません。
無駄に話を進めて申し訳ありません。
軽量ケース・バッグ用
軽量ケースバッグ用としてPタイプがあります。
プラスチック製のフックがついているショルダーストラップになります。

現在のラインナップで、このPタイプがあるのは、HB-15のみです。
単体販売での価格設定は変わらないため金額的なメリットはありませんが、ショルダーストラップ自体が多少軽くなります。
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ビデオカメラ用のショルダーストラップ
ケース・バッグ用はもちろんですが、放送業務用ビデオカメラ、ENGカムコーダーなどもかなりの重量になりますので、直接カメラにショルダーストラップ、ショルダーベルトなどを取り付けられる方もいらっしゃいます。
そのような目的の方でも使えるようにビデオカメラ用として2種類がラインナップされています。
ひとつは、ビデオカメラに取り付けられる、Cam-Cクリップの付いたもの。
もうひとつは、ショルダーストラップの取り付け部につけるための、細いリング状のストラップが付いているものです。
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ビデオカメラ用 CAM-Cクリップ
CAM-Cクリップという、特徴あるフックが付いているショルダーストラップです。
ショルダーベルト取り付け金具に、直接取り付けます。

現在ラインナップされているのは、上記3種類です。
そのうち、HB-40 CAM-Cは、なくなり次第販売終了となる予定です。
取り付け場所はこちら↓

ショルダーベルト取り付け金具は、パナソニックのP2HDなどにはあるようですが、他社のカメラにはあるのでしょうか?
もし情報をお持ちの方がいらっしゃれば教えていただけましたらありがたく思います。
CAM-Cクリップショルダーストラップは、このショルダーベルト取り付け金具があることが前提ですので、それ以外には適しません。
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ビデオカメラ用 DVCAMクリップ
デジタル一眼レフカメラや小型ビデオカメラなどのストラップ取り付け部には、こちらのDV-CAMクリップのついたショルダーストラップが適しています。

取り付けは、細いリング状のストラップをストラップ取り付け部に通していただくだけです。
付属しているショルダーストラップの代わりにポータブレイスのショルダーストラップを使うことになります。
現在ラインナップされているのは
の2種類。
ヘビーデューティー用のHB-40SSにもDVCAM仕様がありますが、通常の一眼レフカメラ程度でしたらショルダーストラップが目立ってしまい少々アンバランス感があります。
一眼レフカメラ、小型ビデオカメラにはHB-15 DVCAMをおすすめします。
三脚用
珍しいものとして、三脚用のショルダーストラップがあります。
三脚単体でもかなり重量がありますので、ショルダーストラップがあれば持ち運びが楽になります。

ショルダーストラップの両端には、ストラップ部分を輪っかにして止められるようにバックルが付いています。
それぞれをヘッド部分と脚部に巻き、固定して持ち運ぶかたちになります。
バックルがあるおかげで、ストラップの着脱にあまりストレスを感じることはありません。
これも一度試してみてほしいもののひとつです。
まとめ
ポータブレイスのショルダーストラップには、基本的な形状が6タイプあります。
この6種類に、それぞれ、取付方法の違いにより、商品が形成されています。
オーソドックスなタイプのショルダーストラップ
上記品番では、通常版の金属フックがついています。
ケースバッグ用として使用するのであれば、上記品番で問題ありません。
軽量バッグ向けとして、プラスチックフックがあるのは
のみになります。
また、ビデオカメラに直接取り付けるショルダーストラップとして
取り付け金具用
ショルダーストラップ取り付け部用
最後に、三脚用のショルダーストラップとして
用途やクッション部の形状、取り付け部などを考慮してお選びください。
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