プロ仕様機材バッグのメーカー、ポータブレイス。実は付属するショルダーストラップの評価も非常に高く、単品でも人気があります。高価で重い機材を運ぶには、ストラップもこれくらいしっかりしていないと安心感が得られません。

ただ、種類が多く「どれを選べばいいの?」と迷いがち。ポータブレイスのショルダーストラップは、次の2つの軸で選びます。
- 形状(タイプ) … 素材・厚み・クッション性
- フック(取り付け部) … バッグやカメラへの付け方
この「形状 × フック」の組み合わせで最終的な品番が決まります。順番に見ていきましょう。
1. 形状(タイプ)の種類
主なラインナップは次のとおりです。
標準のスエード ── HB-1040

中型以上の機材バッグに標準付属する、最も一般的なストラップ。スエード素材でヘビーユースにも耐えます。ストラップ選びで迷ったら、まず HB-1040 で間違いありません。
軽量・薄型のナイロン ── HB-15
ブラックナイロン製で軽量・薄型。小型バッグ・ケースに付属します。重い機材を運ばないなら HB-15 が手頃。薄くてかさばらないわりに作りはしっかりしています。
ケース付属のストラップは、この HB-1040 と HB-15 の2種類で9割以上を占めます。買い足すならまずこの2つが鉄板です。
クッション追加のSSシリーズ ── HB-20SS / HB-40SS
ショルダー部分に追加クッションが入った「SSシリーズ」。軽いタイプが HB-20SS(HB-15と同程度の価格で買いやすい)、ヘビーユース向けが HB-40SS です。HB-40SSはクッション性抜群で、ショルダー部のファスナー収納(メディアやバッテリーを入れられる)が地味に便利です。
オーディオ用 ── HB-A1 / HB-A2

ミキサーケースなどオーディオ機材向けのストラップ。メモリーフォーム入りの厚手パッドで、ケーブルなどを整理する専用アタッチメントやファスナーポケットを備えます。HB-A2 は HB-A1 をより幅広・厚手にしたヘビー向けで、重い機材を広い接触面で支えられます。コンパクトで取り回し重視なら HB-A1、重さの吸収・快適性重視なら HB-A2 を選びましょう。
三脚用 ── HB-TRIPOD
HB-TRIPOD は、両端のバックル付きループを三脚のヘッドと脚に巻き付けて担ぐ、ちょっと珍しいストラップ。重い三脚の持ち運びがぐっと楽になります。
2. フック(取り付け部)の種類

形状(タイプ)が決まったら、残るは両端についているフックの選択です。ここまで選んで初めて品番が確定します。ポータブレイスのフックは、大きく分けて4種類あります。
- ケース・バッグ用(金属フック)
- 軽量ケース・バッグ用(プラスチックフック)
- ビデオカメラ用(CAM-Cクリップ/DVCAMクリップ)
- 三脚用
順番に見ていきます。
ケース・バッグ用(金属フック)
最も一般的な、金属製フックのついたタイプ。ケース・バッグ用として使うならこれで問題ありません。品番によって、フックは銀色と黒に分かれます。


なぜ色(や仕様)が分かれているの?
実ははっきりした基準がわかりません。いくつか仮説を立ててみました。
- 仮説①:ヘビーデューティー用は銀色? … 銀のHB-1040・HB-A2はヘビーユース対応なので合いそうですが、黒フックのHB-40SSもヘビーユース用。旧製品のHB-10も銀フックでした。当てはまりません。
- 仮説②:素材で分けている? … スエードかナイロンかで分けている可能性も考えましたが、HB-A2が銀フックの時点で崩れます。
結局、明確な基準は不明です。フックの色はそういうものだ、と受け止めていただければ幸いです。
軽量ケース・バッグ用(プラスチックフック・Pタイプ)

プラスチック製フックのついた「Pタイプ」。金属フックより少しだけ軽くなります。現行でPタイプがあるのは HB-15P のみ。単体価格は通常版と変わらないため金額的なメリットはありませんが、ストラップ自体がわずかに軽くなります。
ビデオカメラ用(CAM-C / DVCAM)
放送業務用ビデオカメラやENGカムコーダーはかなりの重量になるため、ケースを介さずカメラに直接ストラップを付けたい方向けに、2タイプが用意されています。
① CAM-Cクリップ

放送業務用カメラなどにある「ショルダーベルト取り付け金具」に、直接装着する特徴的なクリップです。パナソニックのP2HDなどに取り付け金具があります。この金具があることが前提のため、それ以外のカメラには適しません。

- HB-15 CAM-C
- HB-40 CAM-C(※在庫がなくなり次第、販売終了予定)
- HB-40SS CAM-C
② DVCAMクリップ

一眼レフや小型ビデオカメラのストラップ取り付け部に、細いリング状のストラップを通して使うタイプ。付属ストラップの代わりにポータブレイス製を使うイメージです。
ヘビーデューティーのHB-40SS版もありますが、一眼レフ程度だとストラップが目立ちすぎて少しアンバランス。一眼レフ・小型ビデオカメラには軽い HB-15 DVCAM がおすすめです。
三脚用
前述の HB-TRIPOD は、両端がバックル付きのループ状。三脚のヘッド部と脚部に巻き付けて固定し、担いで運びます。バックル式なので着脱のストレスが少なく、重い三脚の持ち運びがぐっと楽になります。
素材の話(スエード/ナイロン)
ポータブレイスのストラップは、定評あるスエードと、軽量なナイロンの2系統。近年はスエードでも、色落ちしにくいよう裏地をメッシュ仕様にしたものが登場するなど、細かな改良が続いています(入荷ロットにより仕様が異なる場合があります)。
旧製品について
かつての定番 HB-10(標準)、細身の HB-12(軽量バッグ用)、ヘビーデューティの HB-40 などは旧製品です。特にHB-40は現行のHB-1040より重厚な作りで評価が高く、使い込んだスエードの風合いを今も愛用する方がいます。
まとめ:型番 × フックで決める
ポータブレイスのショルダーストラップは、基本の形状が6タイプ(+三脚用)。これに取り付け方(フック)の違いが組み合わさって、各商品が形づくられています。「形状タイプ」を選び、「フック」を選ぶことで品番が決まる、と覚えてください。
オーソドックスな金属フックタイプ(ケース・バッグ用ならこれでOK)
軽量バッグ向けのプラスチックフック
ビデオカメラに直接取り付けるタイプ
- 取り付け金具用(CAM-C)… HB-15 CAM-C/HB-40 CAM-C/HB-40SS CAM-C
- ストラップ取り付け部用(DVCAM)… HB-15 DVCAM/HB-40SS DVCAM
三脚用
用途別のかんたん早見
- まず1本なら → スエード標準の HB-1040、軽さ重視なら HB-15
- クッション・収納が欲しい → HB-40SS
- オーディオ機材用 → HB-A1(短)/HB-A2(長)
- カメラ直付け → CAM-C/DVCAM、三脚 → HB-TRIPOD
用途やクッション部の形状、取り付け方法を考えてお選びください。どれが合うか迷ったら、お気軽にご相談ください。
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