ペリカンストームケース iM3100 は、長尺ものを入れることのできる、ローラーキャスター付きハードケース
ペリカン プロテクターケース 1700 と同じくらいの機材用ケース。
ペリカンケースとストームケースの違いなどを説明しながら、iM3100について詳しく見ていきます
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ペリカンストームケースの特徴
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※以前にも、プロテクターケースとストームケースの違いについて書いていますので、そちらも参考にされてください。
ペリカンストームケースと、一般的なペリカンケース プロテクターケースの違いのひとつにラッチの形状が挙げられます。
プロテクターケースでは、蓋を締める際にラッチを一度ひっかけて、さらに力を加えてバチンの止めます。
一方、ストームケースでは、開閉の際にラッチの真ん中のボタンを押すだけでロック解除になります。
開閉時には非力な女性でも問題ありません。
ケースの大きさ、形状によって、ラッチの数は調整されており、例えば、iM3100では、横に4つ、縦の両サイドに1つずつ、計6つのラッチが付いています。
車輪の形状も違います。
プロテクターケースのキャスターは、地面を面でとらえるよう、接地面が広くなっています。
ストームケースのキャスターは、プロテクターケースのそれと比べて、より鋭角な作り、接地面が細い作りになっています。
もうひとつの違いは、開閉面と車輪の関係が反対になってます。
ローラーキャスターの付いたロングケースでは、ケースを開けた時、プロテクターケースは左側
ストームケースは右側にあります。
この点も気になさるようでしたらご注意ください。
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iM3100 ロングケース の特徴
6つのプレス&プルラッチ
南京錠用の掛け金
2層ソフトグリップハンドル
Vortexバルブ
強力なヒンジ
Oリング
軽量で強力なHPX樹脂
サイズ
内寸 : 92.7 x 35.6 x 15.2 cm
外寸 : 101.1 x 41.9 x 17 cm
フォーム付ケースの重さ : 9 kg
ケースのみの重さ : 6.9 kg
本体:HPX 樹脂
ラッチ:バロックス – ポリブチレンテレフタレート(PBT)
O-リング:EPDM
ピン:ステンレス
フォーム:ポリエステル
パージボディ:ポリエステル/ポリカーボネートブレンド
最低温度:-29°C
最大温度:60°C
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ペリカンケース 1700 と iM3100 の違い
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上記のことを頭においたうえで、ペリカンケース 1700 を見ていきます。
サイズ
内寸 : 90.8 x 34.3 x 13.3 cm
外寸 : 96.8 x 40.6 x 15.5 cm
フォーム付ケースの重さ : 7.7 kg
ケースのみの重さ : 7.3 kg
本体:ポリプロピレン
ラッチ:ABS
O-リング:ポリマー
ピン:ステンレス
フォーム:ポリウレタン
パージボディ:ABS
最低温度:-40°C
最大温度:99°C
細かな素材の違いはありますが、明確な違いというのは、そのサイズです。
そこで、1700用のウレタンフォームを、iM3100のほうに入れてみた画像も載せておきます。
少し、スキマが開いてしまいます。
ウレタンによる保護効果は、一定のものはあるかと思いますが、
現実的に使用するとなると、スキマをなにかクッション材で埋める必要があると思います。
使い方次第では、1700用ウレタンも使えなくはないかなと。
もうひとつ気になるのは、耐えられる温度の差です。
ストームケース iM3100 は、-29°C ~ 60°C
プロテクターケース 1700 は、-40°C ~ 99°C
日常生活の中では、双方とも問題ないですが、より過酷な環境の中でも耐えうるケースはプロテクターケース 1700 のほうのようです。
ご参考にされてください。
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