Pelican AIRケースの素材「HPX2™ポリマー」とは?軽さと強さの理由に迫る

Pelican Air ペリカン エア

Pelicanケースといえば、プロの現場でも信頼される堅牢なプロテクションケース。その中でも、近年注目されているのが「Pelican AIR(エアー)ケース」シリーズです。この記事では、AIRケースの中核をなす素材「HPX2™ポリマー」の特徴や、なぜ“軽くて強い”を両立できるのかをわかりやすく解説します。


Pelican AIRシリーズとは?

Pelican AIRケースは、Pelican Productsが2016年に発表した次世代のプロテクションケースシリーズです。最大の特徴は、従来のクラシックモデルに比べて最大40%の軽量化が実現されている点にあります。

軽くなっても強度は維持。プロの現場に必要な信頼性はそのままに、持ち運びやすさを劇的に向上させたのがAIRシリーズです。


HPX2™ポリマーって何?【素材解説】

HPX2™ポリマーは、Pelican社がAIRシリーズ専用に開発した次世代の高性能樹脂素材です。前世代であるHPXポリマーと比べて、より軽量でありながら、同等以上の耐衝撃性・耐久性を誇ります。

特殊な分子構造によって、外部からの衝撃を効果的に吸収しつつ、形状をしっかり保持する能力を持ちます。これは、プロ用途で使用されるハードケースにとって非常に重要な性能です。


軽さと強度の秘密

HPX2™ポリマーが評価される理由は、その「軽くて強い」という相反する性能を両立している点です。

以下のポイントが、そのバランスを支えています。

  • 多層構造による衝撃分散性
    ケース本体は、衝撃エネルギーを分散する構造設計が施されており、内部機材へのダメージを最小限にとどめます。
  • 優れた耐環境性能
    高温・低温、湿気などの厳しい環境条件にも耐えうる仕様で、屋外ロケや航空輸送でも安心です。
  • 剛性と柔軟性のバランス
    軽量で柔軟性のある樹脂が、強い衝撃でも割れにくく、形状保持性能に優れています。

他社製ケースとの違い

他社のハードケースは、ABS樹脂やポリカーボネートなど、より一般的な樹脂素材を用いています。一方、Pelican AIRシリーズのHPX2™ポリマーは、強度・耐久性・軽量性のすべてにおいてバランスが取れたハイグレード素材です。

さらに、PelicanならではのOリングによる防水・防塵性能(IP67相当)を搭載しており、現場での信頼性にも優れています。


Pelicanクラシックケースとの比較

Pelicanのプロテクターシリーズ(例:1510、1560など)は、従来から高い耐衝撃性と信頼性で人気のモデルです。

では実際に、AIRシリーズとの違いを見てみましょう。

  • Pelican 1510(プロテクター):約6.17kg(フォーム付き)
  • Pelican 1535 AIR:約4.08kg(フォーム付き)

同等サイズでも、2kg以上の差があります。この軽さは、特に飛行機での持ち運びや日常の移動時に大きなアドバンテージになります。


どんな人におすすめ?

Pelican AIRシリーズは、以下のような方に特におすすめです:

  • 機材を頻繁に持ち運ぶフォトグラファー・ビデオグラファー
  • 飛行機での移動が多く、機内持ち込みサイズにこだわりたい方
  • 「重さ=安心感」から卒業して、軽量化を求めるプロの方
  • 自宅や車内での保管時にも扱いやすいケースを探している方

頑丈さと軽さを両立させたAIRケースは、撮影現場やフィールドワークなど、さまざまなシーンで活躍します。


まとめ:軽さ×強度=HPX2™ポリマーの真価

Pelican AIRケースが実現した“軽くて強い”の核心は、独自素材HPX2™ポリマーにあります。

耐衝撃性・耐水性・軽量性といった性能は、プロ用途の現場で信頼される理由そのもの。Pelicanの技術力と素材開発のこだわりが結実したケースシリーズと言えるでしょう。

現場の負担を軽減しつつ、大切な機材をしっかり守る。AIRシリーズは、これからのスタンダードになる存在です。

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