ペリカンケースは、世界中のプロフェッショナルたちに愛用されている“堅牢な相棒”。カメラや計測器などの精密機器を、雪山でも砂漠でもしっかり守る——それがこのケースの存在理由です。
でも実は、ペリカンケースの真価は「守るだけ」にとどまりません。
内部に操作盤や制御基板を組み込み、“そのまま現場で使える”ポータブル装置へと進化させることもできるのです。
そんなカスタム用途に欠かせないのが、今回ご紹介する「ペリカンケース パネルフレーム」。
ただのアクセサリだと思うなかれ。これは、あなたのケースに“もうひとつの顔”を与える頼れるパーツです。
パネルフレームって、何するもの?

一言でいえば「操作盤や機器をケース内にしっかり固定するための骨組み」。
ペリカンが公式にラインナップしているフレームキットで、モデルごとに対応したサイズが用意されています。
各キットには、取り付けに必要なインサート(ねじ受け)、タッピングネジ、Oリング(防水用)が同梱。
組み立てに特別な工具は不要で、DIY感覚でしっかり仕上げることができます。
対応モデル&付属品一覧(主要機種)
※モデルによってインサート数が異なりますので、事前確認をお忘れなく。
どんなメリットがあるの?
✅ ガッチリ固定で安心感UP
振動や衝撃にも強く、移動中に内部機器がずれる心配がありません。
✅ 組み立て簡単
付属のインサートとネジでしっかり固定できるので、専門知識がなくてもOK。
✅ カスタマイズ自在
パネル面はユーザー側で自由に加工可能。計器、スイッチ、配線、USBポート——お好きな構成に。
ちょっとした電子工作から本格的なモバイルシステムまで、“やりたいこと”に応えてくれる自由度があります。

活用シーンいろいろ
- 現場の計測キットに:フィールドエンジニアが使うセンサーボックスやデータロガー収納に
- モバイル放送機材に:小型ミキサーやルーターを組み込み、屋外から即配信
- 研究開発用途に:簡易実験装置をコンパクトにまとめて、持ち運びラクラク
いわば「移動する作業台」のような感覚で、どこでも“すぐに使える”環境を構築できます。
組み立ての流れ(ざっくり解説)
1. 対応モデルを確認し、キットを用意
まず、ペリカンケースに対応したパネルフレームを選定し、キット内容を確認します。
- パネルフレーム
- インサート、タッピングネジ
- Oリング



2. 必要に応じてパネルを加工(穴あけ・切り欠き)
パネルフレームを設置する前に、操作盤や計器類を固定するパネルを加工します。
必要に応じて、穴あけやケーブル配線のための切り込みを行います。

3. Oリングを挟んでケースにパネルフレームを設置
- ペリカンケースの内部にパネルフレームを位置決めします。
- Oリングをフレームとケースの間に配置し、密閉性を高めます。

4. 付属ネジでしっかり固定
付属のタッピングネジを使用してフレームをしっかりと固定します。

5. 機器をパネルに取り付けて完成!
パネルフレームが固定されたら、準備した操作盤や計器類をパネルに取り付けます。
この際、配線やコネクタの位置を確認し、適切に固定します。
最後に、すべてのネジが適切に締められていることを確認し、ケースを閉じます。
操作盤が正常に機能することをテストし、完成です。
特別な設備は必要なく、電動ドライバーが1本あれば、ほとんどの作業が完結します。
使用例と実際の声
使用例
🔧 ケーススタディ:環境計測システム
ある技術者チームでは、野外での気象観測機器をペリカンケースに組み込み。パネルフレームを使って計測器・電源・表示器を一体化することで、現地作業の効率が格段に向上したそうです。
🗣 ユーザーの声:
- 「現場でフタを開けるだけ。セッティングが秒で終わります」
- 「輸送時のガタつきが皆無になり、安心して移動できます」
- 「もう普通の収納箱には戻れません」
まとめ:ペリカンケースは、単なる“箱”じゃない
パネルフレームを取り入れることで、ペリカンケースは「持ち運びできる操作ステーション」に進化します。
守るだけじゃない。動かせる、使える、魅せられる。
もしあなたの現場に“もっと使える収納”が必要なら、パネルフレームという選択肢、試してみてはいかがでしょうか?
カメラ機材専門ショップ
ズームフィックス
コメント