大切な機材を守るためのハードケースとして、多くのプロフェッショナルに支持されているPelican(ペリカン)ケース。その中でも定番モデルとして知られる「1400」と「1450」は、どちらも耐衝撃・防水・防塵に優れ、IP67の国際保護等級を取得しています。
見た目は似ていますが、実際にはサイズや重量、収納容量に違いがあり、使うシーンによって向き・不向きが分かれます。この記事では、公式スペックと使用実感を踏まえて両モデルを比較し、それぞれにおすすめの使用シーンを詳しく解説します。
基本スペック比較表
項目 | ペリカンケース 1400 | ペリカンケース 1450 |
---|---|---|
内寸 (cm) | 30.0 x 22.5 x 13.2 | 37.2 x 26.0 x 15.5 |
外寸 (cm) | 34.0 x 29.5 x 15.2 | 41.8 x 33.0 x 17.3 |
重量(フォーム込) | 約2.0 kg | 約2.9 kg |
重量(フォームなし) | 約1.8 kg | 約2.5 kg |
浮力 | 約9.1 kg | 約13.6 kg |
蓋の深さ | 3.0 cm | 4.4 cm |
底の深さ | 10.2 cm | 11.1 cm |
フォーム | Pick N Pluckフォーム | 同左 |
認証・保護性能 | IP67 / MIL-STD C-4150J / DEF STAN 81-41 / ATA 300 | 同左 |
両モデルとも、優れた防水・防塵・耐衝撃性能を備えています。自動圧調整バルブを搭載しており、飛行機などの気圧変化にも対応できる点は大きな安心材料です。
加えて、ステンレス製の金具やオーバーモールドラバー製ハンドル、頑丈なダブルスローラッチなど、ペリカンケース共通の堅牢な構造が特徴です。
使用感レビュー:ペリカン 1400

ペリカン 1400は、非常にコンパクトで携帯性に優れたモデルです。内寸は約30×22.5×13.2cmで、A4サイズより一回り小さく、ミラーレス一眼カメラや外付けSSD、小型ドローンなどの収納に最適です。
スーツケースやバックパックにもスムーズに収まり、日帰り撮影や出張でも使いやすいサイズ感。重量も約2.0kgと軽量で、移動中の負担が少ないのが魅力です。
内部のPick N Pluck™フォームは、機材の形状に合わせて簡単にカスタマイズ可能。波型フォームも蓋側に付属し、収納物をしっかりホールドします。
使用感レビュー:ペリカン 1450

ペリカン 1450は、1400に比べてひと回り大きく、収納力に優れたモデルです。内寸体積は約1.7倍となり、機材+アクセサリーをまとめて収納したい方に最適。
交換レンズやマイク、ケーブル、バッテリーなども余裕を持って収められる点は、大きなアドバンテージです。
また、蓋の深さが4.4cmと厚く、収納時に蓋側の干渉が少ない構造。付属書類や薄型アクセサリーを入れても安心です。
重量は約2.9kgとやや重めですが、据え置きや車載での使用に適した耐久性と保護性能を備えています。
どっちを選ぶべき?シーン別おすすめ

使用シーン | おすすめモデル | 理由 |
軽装での出張・ロケ撮影 | 1400 | コンパクトで軽量、バックパックやスーツケースにも収納しやすい |
カメラ本体+交換レンズ+アクセサリ収納 | 1450 | 収納容量が1400の約1.7倍あり、複数機材をまとめて収納可能 |
機内持ち込み・車載時のスペースが限られる場合 | 1400 | 外寸が小さく、規格内サイズで取り回しやすい |
長期保管や宅配輸送での機材保護 | 1450 | 内寸が深く、フォームで厚く保護できる構造。衝撃耐性にも優れる |
まとめ
ペリカンケース 1400と1450は、どちらも高い保護性能と耐久性を誇るアメリカ製のハードケースです。IP67等級の防水・防塵仕様に加え、現場使用に応える設計が随所に施されています。
選び方のポイントは、携行性重視か、収納性重視か。
- より軽量・省スペースで機動性を重視するなら 1400
- 機材量が多く、保管や輸送の安心感を求めるなら 1450
使用スタイルや機材構成に応じて、最適なモデルを選びましょう。大切な機材を守ってくれる“一生モノのケース”として、どちらも頼れる存在です。
本記事が、あなたのハードケース選びや使い方の参考になれば幸いです。
「もっとペリカンケースについて知りたい」「導入を検討したい」と思ったら、ぜひズームフィックスのショップページをご覧ください。
▶ ショップはこちら → ズームフィックス
あなたにぴったりのペリカンケースがきっと見つかります。
現場で信頼できる“一生モノ”の機材を、ぜひ手に取って体感してみてください。
コメント