ペリカンケースのディバイダー(仕切り板)の仕様が変更になりました。
どこがどう変わったのでしょうか?
以前のものと比較しながら解説します。
※ 2023.4.20 旧仕様 ペリカンケース 1510用 ディバイダー ブラック 入荷してまいりました。
Pelican(ペリカンケース) 1515 パッド入りディバイダーセットのみ 1510用
ペリカンケースのディバイダー
2019年ごろにペリカンケースのディバイダーの仕様が変更になりました。
商品ページを見た瞬間にまぶしいくらいの黄色が目に飛び込んできます!
これまでは、黒で目立たない控えめな印象のディバイダーでしたが、今回からは、カラフルなイエローになりました。
色以外にも、こまかなところで変更点がありますので、以前のものと比較しながら見ていきたいと思います!
ペリカンケースのラインナップにはいくつかあります。
品番によりことなりますが、大まかにはケースのみ、ウレタンフォーム付、ディバイダー付の3種類に分けられます。
ケースのみはその名の通り内部は空っぽの状態のままのペリカンケースです。
ケースのみとはいえ、防水用のOリングは付いていますので防水性に問題はありません。
比較的壊れにくいモノであったり、保管専用のBOXとしてや、さまざまな種類のモノを収納する場合に使われることが多いです。
例えば、持ち運ぶことはないが大事なものをしっかりと保管する場合などにはとても最適なケースです。
ウレタンフォーム付は、ケースに合ったウレタンが初めから付いてくるタイプのペリカンケース。
収納するモノに合わせて、ウレタンをカットしより保護性を高めます。
ウレタンフォームは、細かく碁盤の目状に切れ込みが入っておりますので、収納するモノのサイズに合わせてウレタンをカットします。
その部分にモノを入れて保護・保管します。
壊れやすくて、持ち運びが必要なモノなどの収納に適しているペリカンケースです。
ディバイダー付きは、ケースに合った、ディバイダーという仕切り板がセットになっているペリカンケースになります。
例えば、カメラやカメラレンズなど、収納するモノの形や種類が多数あり、撮影ごとに、持ち出し機材が変わる場合などにとても役立つペリカンケースです。
機材に合わせて、収納スペースを変化させることで適切に保護することができます。
ウレタンフォームタイプは、収納する機材等が、あらかじめ決まっている場合、ディバイダータイプは収納する機材が、現場・目的により変わる場合などに最適なケースです。
仕様の改善点や変更の目的
最近、ペリカンケースのディバイダーが仕様変更になりました。
まず真っ先に目につくのが、その色。
ショッキングイエローに近いとても目立つ色に変更になりました。
私個人的には、以前の、控えめなブラックのディバイダーも好きでしたが、今回の攻めてる感じのイエロー色もなかなかですね。
中に入っている機材が見やすいようにこのような黄色に変更になったようですが、好みがわかれるような配色かな?と思います。
色以外にも、ディバイダー自体の仕様も変更されております。
以前のディバイダーは、ナイロン部分と布地部分とわかれておりナイロン部分にはマジックテープが付かないようになっておりました。
新しいディバイダーは全面が、マジックテープ接着ができる布地部分で覆われています。
これまではできなかった、仕切り板の中ほどにも、マジックテープ接着ができることになりますのでより細かく仕切ることができるようになりました。
そのほか、テープ状のマジックテープも付属するようになりました。
このテープはいろいろな使い道があり、例えば、ディバイダー間の強度補強であったりループ状にして小物スペースを確保したりできます。
以前のディバイダーとの違い
以前のディバイダーと新しいディバイダーはどのように変わったのか?
画像をふまえて、具体的に見ていこうと思います。
まず、新旧のディバイダーセットの比較です。
(ペリカンケース 1500 用のディバイダーセット)
ディバイダーの枚数が変わりました。
ペリカンケース 1500 用を例に挙げると
旧仕様
長いディバイダー 4枚
短いディバイダー 9枚
新仕様
長いディバイダー 2枚
短いディバイダー 6枚
新仕様では、枚数が減りました。
小さいものをたくさん入れる予定の方にはあまり好ましいではないですが、そんなに必要ない、という声もありました。
新しい仕様では、ディバイダーの枚数を減らす代わりに、ディバイダーの厚みが増した印象で、よりクッション性を高める意図も感じられます。
全面布地になったおかげで、より細かな機材保護が可能になっただけでなく機材接触にも柔らかくなっておりますので機材にキズが付きにくくなっています。
そのほか、長いディバイダーは真ん中で折れる仕様になっています。
特殊な形の機材などにも対応ができるように工夫がされています。
実際の使い勝手
では、実際の使い勝手は、どちらのほうが優れているんでしょうか?
どちらがいいか?と判断するには使う用途によるかと思います。
旧ディバイダーのほうがよいのは、仕切り板そのものの枚数が多いこと。
小さめの機材を細かく分けながら収納しかつ持ち運ぶにはこちらのほうが適しているでしょう。
細かく分けることで、機材ごとの保護性がアップしますので、持ち運びの機材数が多い場合にはディバイダーの数はありがたいです。
ただ、細かく分けるということは、それだけ収納スペースが狭くなりますので収納できる量は減ることになります。
新ディバイダーのほうがよいのはディバイダーの質の向上です。
枚数は減りましたが、その分ディバイダーのクッション性や質感は向上しました。
仕切り板の数に問題なければこちらのほうが機材には優しい感じがいたします。
まとめると、選択時のポイントは
・仕切り板の枚数を取るか
・質を取るか
になります。
両者比較されて、もし、旧ディバイダーが欲しいのであれば入手が困難になっておりますので早めに手にされてください。
そのほかのディバイダーセット
ペリカンケースのディバイダーセットにはもうひとつ、トレックパックディバイダーというものもあります。
こちらは硬質のプラスチックプレートのようなディバイダーとなっております。
構造的には、ダンボールのような内部が波型状になっており、強度と保護性を高めている仕切り板です。
通常のディバイダーと比べるときちっと内部を分割できるためこちらのほうが使いやすいかたもいらっしゃるかと思います。
価格は少し高めに設定されておりますので予算と好みでお選びください。
また、ペリカンケースのディバイダーはポータブレイスでも製作しております。
製作しているディバイダーのペリカンケースの型番は
・Pelican 1510 用
・Pelican 1560 用
・Pelican 1600 用
・Pelican 1620 用
・Pelican 1650 用
商品によって、内容が異なりますが、ディバイダー以外にもクッションポーチや蓋裏のリッドオーガナイザー機材用クッションなども付属しており、より使い勝手を追及しているものです。
ポータブレイス好きの方はこちらもご検討いただければと思います。
まとめ
ペリカンケースのディバイダーの仕様が変更になりました。
色がブラックからイエローに変更になり、また、ナイロン部分がなくなり布地でおおわれた仕切り板になりました。
新バージョンのほうが質感が向上しましたが、仕切り板の枚数は少なくなりました。
現在は、旧バージョン・新バージョンが混在している状況です。
旧バージョンは新品で出回る数が少なくなってきておりすのでもしこちらを欲しい方は、早めに手にされてください。
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