撮影現場で「あと20cm伸びてくれればマイク入ったのに…!」と、歯がゆい思いをしたことがある人、少なくないのではないでしょうか。
しかも、そんなときに限ってカメラがズームイン、役者が移動、空撮ドローンまで飛び出して、音声さんの腕はパンプアップ状態。
ブームポールは“長さ・軽さ・扱いやすさ”のバランスが命です。
KP9 – Mighty Boompoleは、そんな音声マンの「困った」をまるっと解決する頼れる存在。
2.75mの拡張性、630gの軽さ、そして工具不要でケーブルの入れ替えまでできる自由度。
正直、「これ1本あれば十分」と言いたくなるスペックです。
この記事では、K-Tek製ブームポール「KP9」の魅力を、現場目線でわかりやすくご紹介していきます。
音声部門の相棒を探している方は、ぜひ最後までお付き合いください!
📦 KP9の基本スペックをチェック

まずは、KP9の基本スペックをざっくり見ていきましょう。
「軽くて、長くて、変幻自在」。そんな三拍子がしっかり揃った、頼れるブームポールです。
項目 | スペック |
---|---|
収納時の長さ | 約71.2cm(28インチ) |
最大長 | 約2.75m(9フィート) |
重量 | 約630g(1.4ポンド) |
セクション数 | 6本構成 |
上部ネジ | 3/8インチ オス |
底部 | ゴム製バンパー(取り外し可) |
このサイズ感でわずか630gという軽さは、まさにK-Tekの技術力の賜物。6セクション構成にすることで、収納性と剛性の両立にも成功しています。
🧩 対応アクセサリーも充実
KP9はケーブルレス仕様がデフォルトですが、オプションを組み合わせれば一気に多機能に早変わりします。
- 🔌 KPCK9 ケーブルキット
内部にコイルケーブルを通して、XLRケーブルをスマートに内蔵できます。 - 🎛 KPCCR モジュール
底部にサイドXLR出力を追加できるモジュール。手元での抜き差しがラクに。 - 📡 KPTA トランスミッターアダプター
トランスミッターをポール先端に装着可能。ワイヤレス化も想定済み。 - 💨 KPFT フロースルーモジュール
XLRのスルー接続が可能な特殊パーツ。環境に応じたアレンジが可能です。
ケーブル構成をあとから自由に変えられる点は、長く使ううえで非常に大きなアドバンテージ。
「現場に合わせて装備を変える」のが当たり前の時代に、この柔軟性はありがたいですね。
🇺🇸 Made in USA の安心感

ちなみに、KP9はアメリカ製。つまり、信頼性・精度・サポート体制にも安心感があります。
見えない部分にまできちんと手がかけられている、そんな“クラフトマンシップ”がにじむ製品です。
💪 実際の使いやすさ:操作性と剛性の両立
ブームポールにおいて「軽い」は正義。でも、「軽いだけ」では心もとないのも事実です。
KP9はその点、軽さと剛性を高次元で両立した逸品。
6セクション構成により、収納時はわずか71.2cmとコンパクトながら、伸ばせば堂々の2.75m。
それでいて剛性が高く、しなりやねじれに強いのがこのモデルの真骨頂です。
さらに注目したいのが、新設計のロックカラー。
旧型よりも厚みがあり、よりスムーズな回転で開閉が可能になりました。
グリップ部分の楕円型ディンプル加工により、手汗や寒さで指先が滑るシーンでも、しっかり操作できます。
「軽くて長い」を追求しながらも、「しっかり掴んで自在に動かせる」このバランス感覚。
まさに音声マンの“腕の延長”として信頼できる相棒です。
🔧 ケーブル構成の柔軟性:未来志向の設計思想
もうひとつ、KP9が他と大きく違うのがケーブルの“入れ替え自由”という設計思想です。
従来のブームポールは、ケーブルを入れるなら「はんだ付け」「分解」「祈り」みたいな工程が必要でしたが(笑)、
KP9は違います。
ネジ1本を外すだけで、ヘッドパーツが簡単に外せる構造。
中のケーブルも「スルッ」と交換可能。はんだも特殊工具も不要。
まさに「ノンストレスでケーブル再構成できる」という、これからの時代に合ったブームポールです。
- 最初は無ケーブルで軽量仕様 → ロケ撮影向け
- 後からコイルケーブル内蔵+XLRサイド出し → ドキュメンタリーなどの固定収録に
- 将来的にはワイヤレストランスミッター対応 → ケーブルレスな次世代現場へ
というように、「一度買えば、あとはカスタムで対応できる」という懐の深さがあります。
その時その時の現場に合わせて“変身”できる、まるで音声マン界の変形ロボ。
これから長く使うことを考えると、この柔軟性は大きな武器になるはずです。
🔍 競合との違いと優位性

「正直、ブームポールってどれも似てるんじゃ…?」と思った方、ちょっとお待ちを。
K-Tek KP9は、見た目以上に“中身”が違います。
たとえば、VDBやAmbientなどの老舗モデルと比べると──
特徴 | K-Tek KP9 | VDB | Ambient |
---|---|---|---|
ケーブル再構成 | 工具不要・はんだ不要 | 工具・作業必要 | モデルによる |
セクション数 | 6(コンパクト) | 5〜6(モデル差あり) | 主に5 |
ロック機構 | 滑らか・厚手タイプ | 滑らか・クオーターターン | 精密・滑らか |
自由度 | ケーブルなし→あり自由変換 | 固定構成多め | モジュール式あり |
重量 | 約630g | 約550〜700g | 約600〜750g |
他社モデルにも優れた製品は多く存在しますが、「1本で何役もこなせる」という点では、KP9は圧倒的に柔軟性が高いモデル。
さらに、K-Tekはアメリカ国内で自社設計・自社製造を一貫して行っており、パーツ供給やアフターサポートも充実。
交換パーツの入手性、メンテナンス対応など、長く使う前提で安心して選べるメーカーです。
そして何より、ケーブル有無で別モデルを買い直す必要がない=財布にやさしい。
現場と予算、両方に優しいブームポール、それがKP9です。
🎥 KP9が活きる現場シーン

KP9は、ただの“良いポール”ではありません。
実際の現場でこそ、その真価が発揮されます。
▶ ロケ撮影
機材の積み下ろし、移動、セッティングが連続するロケ現場では、軽さ・収納性・丈夫さが三拍子揃ったKP9は抜群のパフォーマンス。
バッグにスッと入り、伸ばしてもグラつかない。これだけで、だいぶストレスが減ります。
▶ ドキュメンタリー
長回し、長距離移動、突然の状況変化。
そんなドキュメンタリー現場には“即応性のある装備”が求められます。
その点、ケーブルあり/なしを切り替えられるKP9の柔軟性は、まさにドキュメンタリー向け。
▶ ドラマ・CMなどのスタジオ撮影
ガンマイクのポジション調整、早いカメラワークへの追従、静音性。
スムーズなロックと剛性のある伸縮操作は、まさに“音を入れるプロの道具”として理にかなっています。
▶ スタッフが少ない現場
一人でブームを持ち、録音機も操作、移動も管理…というワンオペ現場では、軽くて取り回しやすいKP9は救世主。
🔌 ケーブルを後付けしたい方は「KPCK9」をチェック
「最初は無ケーブルで使ってたけど、やっぱり内部配線したくなった…」
そんなときに頼りになるのが、KPCK9 コイルケーブルキットです。
このキットはKP9専用に設計された内部コイルケーブルで、上部はNeutrik製ロープロファイルL型3ピンコネクター、下部はTA3端子仕様。
はんだ付け不要で、ヘッドピースを外してスルッと通すだけで簡単にインストールできます。
RFノイズ対策として厚みのある導線+アルミシールド構造を採用しており、安心して現場投入できる仕様。
ただし、使用には底部モジュール「KPCCR」が必要なので、セットでの導入がおすすめです。
- 重量:約68g
- 対応モデル:K-Tek KP9(6セクション)
- Made in USA
「あとから内部ケーブル化したくなるかも…」と思う方は、最初からKPCK9を用意しておくと安心です。
🎧 ケーブル内蔵モデルをお探しの方には「KP9CCR」もおすすめ
ケーブル内蔵タイプをお探しの方には、兄弟モデルのKP9CCRもおすすめです。
同じく6セクション構造で、最大長は約2.85m。高品質なコイルケーブル(KPCK9)と、底部のサイド出力モジュール(KPCCR)を標準装備しています。
さらに、ノイズに強いアルミシールド+太めのケーブル設計により、RF干渉にも強く、安定した収録をサポート。
もちろん、ケーブルの再構成も工具不要でOK。現場での使い勝手をとことん追求した仕様です。
- 収納長:約80cm
- 重量:約950g
- ケーブル内蔵(3ピンXLRサイド出力)
- Neutrikベースの新型L型コネクター採用
- Made in USA
「最初から内部ケーブルありで使いたい」という方には、こちらのKP9CCRがベストな選択です。
✅ まとめ:KP9を選ぶべき3つの理由

ここまでKP9の魅力を見てきましたが、最後にその“選ぶ理由”をぎゅっと3つに絞ってお伝えします。
- 軽さは正義。剛性も忘れない
→ わずか630gで、最大2.75mまで伸びる。6セクション構造で持ち運びもラク。 - ケーブルの自由度がスゴい
→ 工具不要でケーブル構成を変えられる。無線も有線も、あなたの好みに対応。 - 操作性がとにかく快適
→ 新型ロックカラー&グリップが手に馴染む。ストレスのない伸縮操作。
これだけ多機能でありながら、クセがない使いやすさ。
だからこそ、現場経験の浅い初心者から、腕利きのプロまで幅広くおすすめできる一本です。
そして何より、一度購入すれば、現場や環境の変化にもカスタムで対応できるという「長く使える安心感」が、このモデル最大の価値と言えるでしょう。
🛒 購入はこちら|ズームフィックスで取り扱い中!
K-Tek KP9は現在、当ショップズームフィックスにて取り扱い中です。
在庫には限りがありますので、気になる方はお早めにチェックを!
🔧 あわせて使える純正アクセサリーもラインナップ:
- KPCK9(内部コイルケーブルキット)
- KPCCR(底部モジュール・サイドXLR出力)
- KPTA(ワイヤレストランスミッターアダプター)
ブームポールは、あなたの現場に合わせて“育てていく”道具。
だからこそ、信頼できる一本を選ぶことが、のちのストレスを減らします。
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