ベルレバッハの三脚は、造りがうまくシステム化されています。
古い三脚であっても、順を追って確認していき部材さえ手に入れば、ご自身で交換などの作業は可能です。
先日ご依頼を受けたお客様の例を挙げながら、具体的に交換作業などをみていきましょう。
ベルレバッハ三脚の種類
これまでもお伝えしておりますが、ベルレバッハ三脚の特徴を簡単に挙げておきます。
ベルレバッハ三脚は、木製三脚を作り続けているドイツのメーカーです。
ベルレバッハ木製三脚の種類は、大きく分けて2つあります。
一眼レフ程度であれば、超望遠レンズをつけない限り、リポートシリーズで大丈夫です。
それでもしっかりしています。
それよりもっと重い機材を載せたい場合はUNIシリーズになります。
こちらの耐荷重は20kg以上。
大砲と呼ばれる超望遠レンズ、428(ヨンニッパ)、54(ゴーヨン)、64(ヨクヨン)、856(ハチゴロ)などでも、単体の重量は約5kg前後。
本体部分を含めても10kg程度に収まることが多いように思います。
耐荷重に余裕を持ちたい場合の選択肢として、UNIシリーズの木製三脚が入ってくるかという感じです。
不安に思われる方は、購入前にご相談ください。
トップ交換をされたい方からご相談がありました
すでにUNI三脚をお持ちのAさんからお問合せをいただきました。
UNI三脚のトップを交換したいのですが。
もちろん大丈夫です。
商品手配も可能です。
ただ、交換方法があまりわかりません。
品番がわかれば、こちらでもアドバイスができます。
ご心配されなくても大丈夫です。
その後、詳しく状況をうかがうと、現在はテレビューの経緯台用のマウントを載せて使用されているようで、今後はビクセンの赤道儀も載せかえて使っていければ、というご希望でした。
また、自力でマウントモジュール部分を外してみようとしたけれど、やり方がわからなくなってしまった、とのこと。
言葉だけでは状況は把握しづらかったので、画像を送っていただきました。
三脚トップ部分を外そうと思っているんですが
なかなか外れないんです・・・。
画像にあるレバーが外れない、ということでしょうか?
そうです。
ネジ山が普通のものとは違うようで、手持ちのドライバーでは回らないんです。
そうですね。そのネジ山は特殊なものなんです。
そのネジは回せませんが、三脚トップ部分を交換するだけでしたら、外す必要はありません。
Aさんが回されていたレバーは、この部分。
Aさんは、三脚トップの部材を発注する前に、自分で交換可能かどうかを試されていたようです。
三脚トップ部分の交換作業では、このレバーは取り外す必要はありません。
正確に言うと、このレバーの頭のネジは取り外す必要はありません。
レバーを反時計回りに回していただくと、レバーが外れてきます。
それが外れると、三脚トップと、脚部とを連接している芯棒が外れるようになります。
その芯棒を抜いていただくと、三脚トップが外れる仕組みになっています。
あとは、三脚トップを乗せ換えて、逆の手順で三脚に固定していくこととなります。
作業自体は難しいことではないんですが、はじめての場合は把握が難しいと思います。
このようなところもサポートできますので、わからないところがあれば、お気軽にご連絡いただければと思います。
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