木製三脚の老舗「Berlebach(ベルレバッハ)」は、製品の堅牢さだけでなく、長く使い続けられる設計思想でも知られています。
実は、ベルレバッハの三脚は構成部品がシンプルで、トップ部分や脚パーツなども後から交換可能。
今回は、実際のお客様からのご相談をもとに、UNI三脚トップの交換について詳しく見ていきましょう。
ベルレバッハ三脚の種類とトップパーツの基本
ベルレバッハの木製三脚には、大きく2つのシリーズがあります:
シリーズ名 | 特徴 | 耐荷重 | 対応機材例 |
---|---|---|---|
リポート(Report) | 軽量・中型向け | 約12kg前後 | 一眼レフ・中望遠 |
ユニ(UNI) | 重量機材対応 | 約20kg〜30kg | 超望遠レンズ・赤道儀など |


UNIシリーズは、「ヨンニッパ」「ゴーヨン」「ハチゴロ」といった大砲レンズや、天体観測用の赤道儀なども安定して載せられる、本格派の木製三脚です。
特にトップパーツには、GP(Losmandy)やSphinxなどの特定マウントに対応した交換部材が用意されており、機材に応じてモジュールごと載せ替えが可能なのが大きな魅力。
実例紹介:トップ交換を希望されたA様のケース
今回ご相談いただいたのは、すでにUNI三脚を愛用されているA様。
「今はテレビューの経緯台マウントを載せているのですが、今後はビクセンの赤道儀も使いたい。トップを載せ替えたいのですが、交換方法が分からなくて…」
というご相談でした。

A様はご自身で交換を試みられたものの、途中で「これ以上進めて大丈夫かな?」と不安になり、一度ストップ。
画像も併せてお送りいただき、状況を確認させていただきました。
UNI三脚のトップ交換は難しくない(けど少しクセあり)
UNI三脚のトップ部分は、「芯棒+レバー+トップパーツ」で構成されています。
見た目がシンプルなだけに、「どのパーツを外すべきか」が少し分かりづらいことも。

A様の例では、トップのレバーをどう外すか悩まれていたのですが、実際には次の手順でOKです。
✅ 正しい交換手順
- レバー頭部を反時計回りにゆっくり回す
→ ネジではなく、回転でロック解除するタイプのレバーです - レバーが抜けると、内部の芯棒が露出
- 芯棒を引き抜くと、トップパーツ全体が外れる
- 新しいトップパーツを装着し、逆手順で締め直すだけ!

ちょっとした“DIY整備”で三脚の寿命が延びる
ベルレバッハの構造は一見「複雑そう」に見えて、実はユーザー自身が扱いやすいように工夫されています。
トップパーツの交換にドライバーも専用工具も不要。
力技も必要ありません。手でゆっくり回して、ゆっくり差し替えるだけ。
そして何より、「10年以上使ってきた三脚を、最新機材に合わせてアップデートできる」という点が素晴らしい。
まとめ|わからなくても大丈夫。サポートします
- UNIシリーズはモジュール構造で、用途に応じたカスタマイズが可能
- トップ交換も、手順さえわかればDIYで対応できる
- もし不安がある場合は、画像付きでお気軽にご相談ください!
ズームフィックスでは、ベルレバッハ製品の交換部材手配や整備サポートも承っております。
「古い三脚だけど、まだまだ使いたい!」という方、ぜひ一度ご相談ください。
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