木製三脚で定評のあるドイツ・ベルレバッハ(Berlebach)社。その中でも注目の雲台「Albatros(アルバトロス)」は、ボールヘッドでありながら、2ウェイの操作性と高い安定性を両立する革新的なモデルです。特にUNIシリーズ三脚との相性が抜群で、天体観測やフィールド撮影において真価を発揮します。
アルバトロスとは?製品概要と特徴

ベルレバッハ「アルバトロス」は、2ウェイのチルト機構と大型ボール構造を融合した独自の雲台です。従来の自由雲台や2ウェイ雲台の弱点を補い、構図の安定性と操作性のバランスに優れています。
主な仕様(公式情報)
- 製品名:2-Way Tilt Ball-Head Model Albatros
- 製品番号:11130
- 高さ:112mm
- 重量:1.40kg(約3.09 lbs)
- 最大耐荷重:15kg
- チルト角度:±43°
- ボール直径:64mm
- 三脚取付部:直径86mm(3/8インチネジ)
- クイックリリース:Arca-Swiss互換、安全ピン付き
- その他:フリクションプリセット、パノラマベースロック搭載

MotionControl技術とは?誤傾きを防ぐ革新性
アルバトロスの最大の特徴は、Berlebach独自の「MotionControl」機構。これは、ボールヘッドでありながら意図しない横方向への傾きを防ぎ、精密な構図保持を可能にします。
- 誤操作による横倒れを防止
- 高倍率機材でも安心して構図キープ
- チルト方向とパン方向の動作を明確に分離
この技術により、風景や野鳥、星景などのシビアな構図決定でも安定した操作が可能です。

UNIシリーズ三脚との理想的な組み合わせ
アルバトロスは、ベルレバッハの「UNIシリーズ三脚」(例:UNI 14C、UNI 18、UNI アストロなど)との互換性を重視して設計されています。
- 共通のベース径(86mm)と3/8インチネジで直結可能
- 高剛性な木製三脚が、重機材とアルバトロスの性能を支える
- 実例:8×10大判カメラとの組み合わせにも対応
「8×10カメラに使っていますが、これまで使った中で最高の三脚とヘッドです」
クイックリリースとワンレバー操作の快適性
アルバトロスには、Arca-Swiss互換のクイックリリースが標準搭載。安全ピン付きで、不意の落下を防ぎます。
さらに、操作系は「常に同じ位置にある1本のクランプレバー」のみで、直感的かつ効率的。
- レバーが常にレンズ側にある設計
- フリクション(トルク)プリセットで重さ調整が自在
- パノラマベースロックで構図保持も容易

どんなシーンに向いているか?
● 天体観測・星景写真
MotionControlによるブレのない追尾と、精密な角度調整が天体撮影に最適。
● 大型レンズを使う野鳥・風景撮影
望遠レンズでもしっかり支え、滑らかに追尾できます。
● 大判カメラでのスタジオ・屋外撮影
8×10サイズの重量機材でも安定して構図をキープ。
他の雲台との比較
特徴 | アルバトロス | 一般的な2ウェイ雲台 | 自由雲台 |
---|---|---|---|
安定性 | ◎(15kg対応) | ◯(7〜10kg) | △(3〜5kg) |
操作性 | ◎(MotionControl) | ◯ | ◎(直感的) |
クイックリリース | ◎(Arca互換) | △(非搭載が多い) | ◯(モデル次第) |
対応カメラ | 中判・大判 | 一眼・中型カメラ | 小〜中型 |
まとめ|本格派フォトグラファーにこそおすすめ
ベルレバッハ「アルバトロス」は、単なるボール雲台ではなく、構図を自在にコントロールできる精密機械。
特にUNIシリーズ三脚との組み合わせで、その性能は最大限に発揮されます。
信頼性・耐久性・操作性すべてを求める方へ——
あなたの大切な機材を支える、次の一台にふさわしい選択です。
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