ブームポールが急に伸びなくなったり、縮まなくなったりしたことはありませんか?
実はこれ、とてもよくあるトラブルなんです。
でも安心してください。
正しい方法で対処すれば、自分でなおせることもたくさんあります。
この記事では、初心者の方でもわかりやすいように、
- なぜ伸縮しなくなるのか?
- どうやって直せばいいのか?
- 気をつけるポイントは?
をやさしく解説していきます。
ブームポールを長く大事に使うためのコツもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ブームポールが伸縮しなくなった!よくある原因とは?

ブームポールがスムーズに伸び縮みしない場合、考えられる主な原因は次の通りです。
- 締め付け機構(クランプ部)の不具合
- 内部のゴミや砂、埃の侵入
- 潤滑不足や古いグリスの劣化
- パーツの劣化・変形
- 外気温の影響による膨張・収縮
特に、屋外使用後の砂や埃が原因となるケースが非常に多く見られます。
また、クランプの締めすぎや緩みも、伸縮不良の引き金になることがあるので注意が必要です。
自分でできる!ブームポールの応急処置&メンテナンス
1. まずはやさしく掃除する
ポールの継ぎ目やクランプ周辺に砂や埃が溜まっていませんか?
乾いた布や柔らかいブラシを使って、表面の汚れを丁寧に拭き取りましょう。
エアダスターを使うのも効果的ですが、吹き飛ばした埃が内部に押し込まれないよう注意してください。
2. クランプ部分をチェック

クランプが極端にきつく締め付けられていないか確認しましょう。
もし過剰に締まっている場合は、一度緩めてから再調整すると動きが改善することがあります。
3. 内部清掃を試みる

ポールが分解可能なタイプであれば、説明書を参考に一度分解し、内部を掃除しましょう。
- 柔らかい布で拭く
- 必要に応じて極少量の潤滑スプレー(シリコン系推奨)を使用
👉 おすすめの潤滑スプレー
- 【通常ケア】KURE シリコンスプレー(No.1424)
- 【精密ケア】CRC 808 Silicone Spray、3M シリコン潤滑剤スプレー
※使用時は「吹きすぎに注意」し、表面にベタつきが残った場合は乾いた布で軽く拭き取るのがポイントです。
※オイル系スプレー(WD-40等)はポール素材を傷める可能性があるので基本的にNGです。
要注意!やってはいけないNG対応

焦って以下のような対応をしてしまうと、逆にブームポールを壊してしまう危険があります。
- 力づくでポールを押したり引いたりする
- 金属製の道具でこじ開ける
- 潤滑油を大量に塗布する
- 水を直接ポール内部に流し込む
特に無理な力を加えると、ポールの歪みやクランプ破損に直結します。
必ず「無理をしない」が基本です。
トラブルを防ぐための「日常ケア」のすすめ
伸縮トラブルは日頃のケアで予防できます。
以下のポイントを押さえておきましょう。
- 屋外使用後は必ず乾拭きする
- ポール内部にゴミを入れないようにする
- 必要に応じて軽くシリコンスプレーを塗布
- クランプ部は締めすぎず適度なトルクで使用する
- 長期保管時はポールを少し伸ばした状態で保管する(完全に縮めない)
特に、アウトドアやロケ撮影後は汚れをそのまま放置しないことが大切です。
自力で解決できないときはどうする?
応急処置やメンテナンスを試しても改善しない場合は、
- メーカーや販売店に相談
- リペアサービスの利用
を検討しましょう。
特にクランプ機構の不具合や内部部品の破損は、個人での修理が難しい場合が多いです。
また、無理な分解修理は保証対象外となる場合もあるため、慎重に対応してください。
まとめ|早めのケアで長持ちさせよう

ブームポールは適切な使い方とケアを行えば、長期間快適に使い続けることができます。
伸縮しないトラブルは、汚れや締め付けトラブルなど、比較的簡単な原因から起きることも多いので、焦らず冷静に対処しましょう。
日常的なメンテナンスを心がけることで、トラブルを未然に防ぎ、大切な機材を守ることができます!
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