映像制作や音声収録に欠かせないブームポール。中でも人気を集めるのが、米国製の高品質モデル「K-Tek」と、カナダ発のコスト重視型「Cavision」です。
本記事では、K-TekとCavisionの2.5m〜3.0m程度の代表的なモデルを取り上げ、価格、性能、耐久性の面から徹底比較。初心者〜中級者の方にもわかりやすく、用途に応じた選び方を解説します。
比較対象モデル一覧
K-Tekシリーズの特徴とスペック詳細
KP9(ケーブルなし)
- Mighty Boomシリーズのグラファイト製ポール
- 6セクション構造/最大2.75m/収納時71.2cm
- 重量は約630g(1.4lbs)で扱いやすい軽量設計
- ケーブル未搭載だが、ヘッドピース交換により内部配線やトランスミッター仕様へ変更可能
- 対応オプション:KPCK9(コイルケーブル)、KPCCR(XLR出力)、KPTA、KPFT など
- 新設計ロックカラーと楕円ディンプルで操作性と静音性が向上
- Made in USA
KEG100
- グラファイトファイバー製のAvalonシリーズ上位モデル
- 5セクション構造/最大2.54m/収納時71cm
- 重量は約433gと非常に軽量
- Avalon独自のロックカラーで展開もスムーズ
- デルリン製の固定底部、外部配線タイプ
KE110
- ブラックアルマイト仕上げのアルミ製ポール(Avalonシリーズ)
- 5セクション構造/最大2.79m/収納時79cm
- 重量は約661g、経済性と強度のバランスに優れる
- ケーブル非内蔵・外付け使用前提、固定底部(デルリン)
KC108
- カーボンコンポジット製のIndieシリーズ(限定生産)
- 5セクション構造/最大2.75m/収納時74.9cm
- 重量は約544g、軽量かつ堅牢
- Vlog・報道・ドキュメンタリーなどの現場に最適
- 滑らかな伸縮としっかりしたグリップ力が特徴
Cavisionシリーズの特徴とスペック詳細
SGP525F
- ミックスファイバー製(混合素材)
- 5セクション構造
- 外部配線対応のみ
- 3/8インチ固定トップ(緩み防止ワッシャー付き)
- 低価格ながら安定した基本性能
SCPN635F
- 高密度カーボンファイバー製
- SCPN525R+延長セクションSCPNE19-120の複合構成
- 6セクション構造、最大3.5m/最短1.15m(SCPN525R単体では0.65m)
- 外部配線標準、内部配線可能(SPTR-19トップピース併用)
- 精密ロック構造とハンドリングノイズ低減コーティング
- 注意:フルに伸ばすとしなりが発生するため最大延長は推奨されない
用途別おすすめモデル
まとめ
K-Tekはプロ仕様の高品質ポールとして業界内でも高い信頼を得ており、細部のつくりからノイズ対策まで徹底されています。一方、Cavisionは価格面で非常に魅力的で、限られた予算でも本格的なブーム収録を可能にします。
今回比較した6モデルは、それぞれ特性が異なり、使用環境や用途によって最適な選択肢が変わってきます。ぜひ、ご自身の現場に最適な一本を選んでください。
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